〔277〕高見山 (1,248)

2006年09月30日(当時57歳)


”展望ベンチ”から見た南面の山々。
霞みがひどく、山名同定する程の有名山は見えなかった。
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奈良県吉野郡東吉野村
登山口
  現在は高見トンネルが出来て高見峠を通る車はほとんど無く、ハイカーが来るぐらいであろう。
高見峠には広い駐車場と東屋、きれいなトイレがあった。
Road Map :竜門岳登頂後は国道166号線を走り高見峠の駐車場に行く。
      紀伊半島マップ
Route Map:高見峠(大峠)〜高見山〜小峠〜高見峠を歩く。
シカの糞に集る ”フンコロガシ”。
これを見るとハムナプトラーの甲虫の大群を思い出す。

良く見ないで写真だけ撮ってしまった。
”ガマズミ”の実かも知れない?

綴れ折れの道となっており直登部分はないが、一貫して
斜度はそこそこあった。 道は整備されていて歩き易い。
虫取りに興じる変わった御夫婦。 気温が下がってくると
落ち葉の下とかに虫が集まるらしいが、今日は成果が少ないとか。
人の趣味は様々である。

眼下を見ると先ほど山頂を見ていた駐車場が小さく見えた。
靄っていなければ大展望が得られそうだ。

日本三百名山
関西百名山』 
関西のマッターホルンと呼ばれているトンガリ山。
標高差:358m
”高見峠”の広い駐車場は丘の向こうにも広がり、10台の車が
来ていた。 一番奥に休憩東屋が見える。
駐車場から ”高見山”(手前ピークの更に奥)を見る。
手前の階段が登山口。 トイレはそこそこきれいだった。
10時丁度に登山口を出発する。
雑木林の広く整備された登山道は傾斜が結構きつい。 本日、2つ目の
山にして体調が戻ってきた感じで調子良く歩ける様になってきた。
お宮の直ぐ下には有料望遠鏡もある ”展望台”が有り、多くのハイカー
が休憩していた。 ここで ”小峠側”への情報を得て、休憩せずに先に進む。 展望台の下は ”避難小屋”になっていた。 合理的だ。
37分にて ”高見山”(1、248m)の山頂に着く。
山頂には立派なお宮が建っていた。
山頂から小峠側への尾根道は雑木林が茂り、穏やかで気持ち良く歩ける
道であった。 針葉樹の植林地帯でなければこうも雰囲気の良いものか。
雑感
  国道166号線から見た高見山は ”関西のマッターホルン”、”奈良の笠ヶ岳”の異名を持つほど、急峻な山容をしているが、ジグを切った優しい登山道で楽に登ることが出来た。 高見山は樹氷で有名であり冬季に訪れたい気持ちはあるが、四駆もスタッドレスも持たない身では叶えられないだろう。  駐車場でおにぎり2つを食べて三峰山へ向う。
2006年度の紀伊半島の山歩き
  竜門岳 → 高見山 → 三峰山
12分程で ”展望ベンチ”に着く。
後ろのピークは ”高見山”。
尾根筋からは ”兜岳”と ”鎧岳”が見えた。 今日はこれ以上
無い程の霞みであるが、特異な山容から直ぐにそれと判った。
気持ちの良い雑木林の尾根道が続く。 この道筋に ”揺岩”、
”息子岩”が出てくるが全て作り話であり、それらしい物は無かった。
言い伝えは兎も角、 ”笛吹岩”からの展望は良かったが、
今日は霞みで要をなさない。
1時間10分にて ”平野”と ”小峠”の分岐に着く。
ここで道を間違えばとんでもないところに下りてしまう。
昔、偵察にも使われたとの ”国見岩”であるが、岩の上に登ってみても、
廻りの樹木が茂り過ぎて今は展望が利いていなかった。
1時間25分にて ”小峠”に降り立つ。
ここは ”杉谷”への分岐点になっていた。
”分岐点”を過ぎてからは杉林の急斜面となり、
”小峠”が近い感じがして来た。
林道歩きの途中で ”高見山”の山頂が見えた。
肉眼では山頂の展望所も見えていた。
1時間47分にて ”高見峠”に戻り ”高見山”を終える。
”小峠”から車を停めている ”高見峠”(大峠)までは
1.7kmの林道歩きとなる。
ここに小さな喫茶店があり、名水で入れたコーヒーが
美味しいのか沢山の客が来ていた。
ペットボトルを山程持って来ているおばさんであったが、
俺が行くと優先的に水を入れさてくれた。
高見の名水
  国道166号線に戻ると”湧き水、無料”の看板が目に入ったので竜門岳、高見山で飲み干してしまったお茶の
代わりに湧き水を補充することにした。 冷たくもなく、いつもの様に美味しいとも感じなかった。
登り時間:37分、下り:48分(一般道歩き:22分)
高見峠登山口 高見山 小峠登山口 高見峠登山口
10:00 10:37 11:25 11:47
たかみやま
2024年7月6日改定
この手の話はどこまで本当なのか判らない。
登山道は馬の背状態になって来たが、馬の背の名前は付いていなかった。